先週末は両親のダイヤモンド婚祝いを湯河原で子供達家族13人が集い行いました。私の家族が6人、妹の家族が5人、両親2人の合計13人です。孫にあたる7人がいろいろ工夫をしてくれ、両親からも子供や孫たちにプレゼントが贈られるという3世代が交流できた良い会でした。ダイヤモンド婚祝いというと結婚して60年経ったということです。60年もの間夫婦を続けてきたということはすごいことで、私は26年ですから倍以上です。夫婦、家族、友人、会社、どれも永続することは価値があることだと思います。弊社は今年で創業62年になりますが、100年200年と続くよう、『ありがとうの循環』がなされる組織と仕組みを創り上げたいと思います。
作者別: asaji
去年の今頃
昨年度の今頃も同様のことを記載しましたが、いまだに法律は整備されていません。そのため、国会議員の先生方や上場企業の社長たちに会った際には、この件について働きかけています。
私は、インバウンド(訪日外国人観光客)に対して、4倍の価格設定を法制化すべきだと考えています(昨年度は3倍と提案していました)。具体的には、ホテル、飲食店、タクシーなどの業種がインバウンド客に対して4倍の価格でサービスを提供しつつ、1ヶ月間の顧客のうち3分の1は必ず日本人顧客を対象とする、という内容の法律です。このような制限を設けなければ、インバウンドばかりを顧客にしようとする業者が増えてしまいます。
実際、ゴルフ場では当たり前のように、会員(メンバー)とゲストでプレイ料金が異なっています。我々日本国民は、国内の電気・ガス・水道などのインフラを支えている「日本国のメンバー」であり、本来であればメンバー料金とゲスト料金という二重価格制度が適用されるのが当然です。
オーバーツーリズムを解消し、税収を上げ、日本国民の幸福度を高めるためにも、このような制度の法制化は早急に実現すべきだと強く思っています。
政治家は頭を使って良き方向に国を導いて欲しいですが、我々実業家は足元を見て確実に社員の待遇を国際的にも上位にすべく頑張っていかねばと気を引き締める毎日です。
今週
今週は、福井県人会総会、早稲田稲門二十日会、ロータリーの集まり、仕事関係のランチ、そして逗子花火大会のクルージングや個別の商談など、多岐にわたる予定が続きます。
改めて振り返ってみると、私の人生は大きく5つの分野のご縁から成り立っているように感じます。すなわち、「育った福井との関係」「早稲田大学のつながり」「藤島高校水泳部の仲間」「JC及び東京日本橋ロータリークラブの絆」、そして「仕事を通じて公私ともに関わる方々」です。
この5つのつながりの延長線上に、私の人生があり、そこに家族も自然と重なり合っています。私自身の交友関係に、家族も関わることで、人生を共に豊かにしていけていると感じています。
次女も大学のローターアクトクラブに入会し、幹事として積極的に活動しているようです。最近では、ロータリーの仲間から娘の活躍ぶりを耳にする機会も増え、うれしい限りです。
また、社員もロータリーや早稲田のつながりを通じて、それぞれのネットワークを広げ、仕事上の関係を積極的に築いてくれています。
私は、「会社=私」と言っても過言ではないオーナー経営者であり、公私の区別がつきにくい“2代目経営者”でもあります。その在り方には、プラスもマイナスもあるとは思いますが、できる限りプラスを最大化し、社員を含め、関わってくださる皆さまと共に、幸せな人生を築いていきたいと思っています。
今週の活動
今週は、付き合いのチャリティーゴルフや福井繋がりの会、ロータリーでのスポンサーとしての新人紹介、そして大事な商談のランチ等が盛りだくさんです。今週はランチの予定がいっぱいで、来週もすでに3日間の予定が入っています。もちろん夜も会食が入ります。その他にも、商談、アポイントメントの調整、セーリングや花火大会の企画準備、カット、歯医者、セーリングクルーとの付き合い、家族サービス、などが続きます。
私は全く後悔のないフル回転の人生を送っていますが、オーナー経営者として、常に会社の業績向上が頭から離れません。ワンチームで皆が頑張ってくれていますが、その努力が業績と賞与に直結することを常に考え、イメージを模索しています。ヨットで言うならば、風の吹いているところを見つけ、そこに船を浮かべているか、という事です。
今年のゴールデンウィーク4連休
今年のゴールデンウィーク4連休は、ゆっくりと鎌倉で過ごしました。初日の午前中と午後の2時までは仕事に終われてしまいましたが、その後と二日間は大変ゆっくりできました。最終日は雨のため、翌日に備えた仕事をしました。このような四日間の過ごし方は、旅行の時の様な移動時間がないため、仕事の他に白アマダイ釣りと釣果での宴会、ゴルフのハーフラウンド、買い物、船内の整理、読書が出来ました。家族との時間をたっぷり取れた良いゴールデンウィークでした。
お陰様で、水曜日から凄いエネルギーで活動出来ました。
恩送り
私は多くの諸先輩方から受けた恩があります。もちろん、その諸先輩方に感謝し出来る限りの恩返しはしておりますが、先輩や私が属しているグループの後輩に出来ることをしてあげるという恩送りも出来る歳になって参りました。
私が若かりし頃、軽井沢で5LDKの別荘の庭に大きな電気釜を設え、週末は器を作りながらスキー他趣味も大事にされる先輩に毎年誘って頂き、私の家族のみならず、私の仲間達10数人でお邪魔しておりました。
今週はその先輩のグループにも入っている若手を逗子に呼び、その若手が連れて来たいと思っている仲間も呼んで来て良いよとしました。
皆大層喜んでくれ、その若手も喜んで貰えたようです。これから益々、感謝の心を次の世代の人達にも渡していくということをしていきたいと思います。
霞ヶ関カンツリー倶楽部東コース
今週は、東京オリンピックの舞台となった霞ヶ関カンツリー倶楽部東コースで、二つの懇親会が予定されていました。仕事の都合で一方は欠席し、もう一方のコンペに参加させていただきました。成功していらっしゃる現役の社長や役員の同窓の先輩方とのラウンドはとても和やかで、楽しく多くを学べる貴重な機会でした。
今回はレギュラーティーからのプレーで、前半47、後半50と後半更に崩れてしまいましたが、グリーン周りの難しさを考えれば、まあ仕方ないかなと感じています。
このコンペへの参加によって、出席できなかったロータリー例会やもう一つのゴルフコンペを思うと、「人生は選択の連続」であり、何が正解だったのかは、人生を終えるときまでわかりません。もしかすると、別の選択の方が良かったのかもしれません。しかし、何を基準に「良い」「悪い」と判断するかによっても異なり、結局のところ正解などなく、そのときに声をかけていただいたタイミングや自分の感覚、その瞬間の状況など、さまざまな要素に導かれた「運命」のようなものだと思っています。
だからこそ、運を高めていく必要があるという結論に至るのですが、そのためには運の良い人たちとのご縁を大切にしながら過ごしていくことだと感じています。
今後のAI社会と弊社のスタンスについて
AIの進化により、今後の社会では企業の提案品質が一定以上に保たれることが予想されます。これにより、提案するサービスに大きな差が生まれにくくなり、企業間の差別化要素は次の2点に集約されていくと考えています。
- 企業の「顔」が見えるか
- サービス利用時の「心地よさ」
「顔が見える」ことは、お客様との信頼関係構築に直結する重要な要素です。また「心地よさ」とは、単なる利便性だけでなく、関係性の良さや実現できるサービスの質といった、より本質的な価値に根ざしています。
弊社は、こうした時代の変化を見据え、「顔が見える企業」として、またお客様に付加価値を提供できる存在でありたいと考えています。そのために、今後は社長としての考えや判断基準を明確に表現し、これまで培ってきた知見を基に会員の皆様との会話を進めていこうと思います。
会員の方々とはネットを通じた無機質で効率重視の取引で終わることなく、共に社会に価値を生み出す関係性を築いていきたいと考えております。今後も日々変化に対応しながら、皆様とともに歩んで参りたいと思います。
値上げに関する考え
現在、様々な分野での値上げが進行しており、中には5割、6割以上の値上げも見受けられます。このまま続くと、収入は一定の増加率で支出がそれ以上増加する企業は衰退の一途を辿る恐れがあります。当社もこの値上げの影響を受けざるを得ない状況です。もし何も対策を講じなければ、衰退や倒産のリスクが高まるでしょう。そのため、時代の流れに対応し、当社のポイント付与率を見直すことで、少額利用に関しては実質的な値上げを行うことといたしました。現在、設計中です。誠に心苦しい決断ですが、ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
私たちは、日本を元気にしようと取り組む企業の皆様と共に成長していきたいと考えております。この厳しい時代を乗り越え、共に発展していけるよう努めてまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。
性弱説
一般的に「性善説」や「性悪説」が議論されますが、弊社ではこれまで性善説に基づいて経営を行ってきました。性悪説に基づいた経営は、ベルトコンベアーの時代において人を部品やロボットのように扱うための仕組みづくりであるという印象が強く、採用する気にはなれなかったからです。
しかし、性善説に基づく経営では、経営理念を明確にし、クレドの唱和を毎週行っていたとしても、個人の能力や知見に基づく解釈で会社としての品質維持行動が統一されないリスクが存在していました。そこで、キーエンス流の「性弱説経営」を取り入れてみようと考えました。キーエンスの事例を読み解くと流石だなと思う経営手法だったからです。性善説と性悪説の中間に位置するであろう「性弱説」は、チームとして互いに弱点を補い合いながら、強い組織を作り上げていこうという考え方に適していると感じます。私は以前から、人間は善でも悪でもなく、むしろ弱い存在であると言っておりましたが、その考えに基づく経営を採用せずにここまできてしまいました。が、これからは人を大切にし、尊重しつつも、人間の弱さを補える仕組みを構築していく経営を進めていこうと思います。